(Project μ P.MU Type HC+(Hyper Carbon Plus)、Dixcel Type SD スリットディスクローター(フロント))

2003年10月18日にENDLESS Ceramic Carbon Metal Series Type CC-X(フロント/リア)に変えて約6000Km走行した時点(2005年4月3日)での走行会で、フロントのパッドがほぼ終わりました。パッド無いのは解っているのにそれを気にもせずに走行会に行って非常に恥ずかしい(&悔しい)思いもしましたし、加えてほぼ同時期に直進性が悪くなってきた上ブレーキング時のジャダーも酷く(低速でも)、ブレーキの効きも街乗りすら危険な領域になりつつあったので、諦めて交換となりました。

選んだパッドは・・・CC-Xが100℃〜700℃で、やはり北海道の冬に使うのがかなり苦しかったことから(暖まるまで相当無駄にブレーキングしなければならず、そういった低温下で無駄にブレーキを酷使したことでパッドもローターも寿命を縮めたと思います)、

条件1:出来れば0℃から効く物
条件2:そんでもって今より上でも効く物(800℃以上)
条件3:摩擦係数が今(0.38〜0.50)より大きい物
条件4:ローター攻撃性が今より低い(という評価)の物

などが選んだポイント。
評判の良いFerodoやSEIには私の車種の設定は無く、色々探している内に、なぜか一番最後に気になったのがプロジェクトμ(なぜ一番最初じゃなかったのかが不思議ですが・・・)で、そこにHC+というのがあって、0℃〜800℃のパッドの設定がある。ハイパーレブによるとENDLESSよりもプロミューの方がローター攻撃性は低そうな感じですし(HC+がどうかは正直なところ解らないですが)、摩擦係数も0.38〜0.62、それ以上に他に選択肢も無く、ブレーキパッドはHC+と言うことになりました。ヒ○ノタイヤで一台分かなりお手ごろ価格で、初めて通販で買いましたが、とても良いお店だという印象を受けました(^_^;。

で、ローター。
フロントは既にレコードどころかかバームクーヘン状態で結構悲惨(まだ研磨すれば使えそうな状態では有りはしますが)。ジャダーもこれを変えなくては治らないだろうし、パッドを変えてもローター変えないんじゃ効果は十全に発揮できない(前回CC-Xに変えた時はまだローターも元気だったのでパッドだけでしたが今回は一気に交換を考えました)。
しかしながら・・・一体何を買うべきかが見当つかない。
スリット入りは益々パッドの減りが早くなりそうだし、スリットに入っていく瞬間の不快感とか有ったらどうしよう・・・?というので躊躇して迷っている時にある方からメールでフロントのローター情報が・・・m(__)m。数日後、休みの日に見に行ったらまだ置いてあったので、少々どうするか現物を前に迷いましたが(未使用品ではあるものの若干錆がある上、ヒ○ノと値段が200円くらいしか変わらなかったのですが)、・・・これも何かの縁か?と思い買いました。買ったのは迷っていた割にはDixcel Type SD スリットディスクローター(フロント)でスリット入りですが、まあこの辺はご愛敬と言うことで。なお、リアについてはまだローターもそれなりには使えそうなので交換はしてません。



そして交換。
ある方にご指導頂きながら初の自分でのブレーキ&ローター交換。
これを覚えれば、今後この作業の分の工賃を抑えることが出来るので、一言一句聞き漏らさないようにしながら作業も実施です。

キャリパーの外し方は後述するとして、ローターの変え方。
ローターはハブにはまっているだけですが熱で固着して取れないので、サービスホールが二カ所有るのでそこにねじを入れてぐりぐりと回していって力を掛けてやって外します。固着しているので取れる時には「バキッ!}と結構な音がする時もあります。

ローターを外すとこんな感じです。
キャリパーを完全に外す時は(ローター交換する時は)、写真中央やや左寄りの二カ所のボルト(ハブの後ろ側に見える穴二つ)を外すと取れます(後ろ側から止まっているので少々作業しにくいです)。ローター交換時以外は外す必要はないと思います。

パッドをはめ込む時の画像で、外し方の説明になってしまいますが、上下各一カ所ずつボルトで止まっています。これの下のみ外すと上記写真のようにくるっと回して上に持ち上げることが出来ますので、パッドのみ交換時はここの一カ所だけ外せばOKです。
ブレーキラインを傷つけないように、また作業の邪魔にならないようにキャリパーは針金等でぶら下げておくと良いようです。

ブレーキパッドをはめて(鳴き防止用のプレートもくっつけて)、必要な場合は鳴き防止用のグリス等塗り(上記写真では一応鳴き防止用グリスを塗ってみました)、あとはピストンを戻して元に戻してボルトを止めればOK・・・なのですが、キャリパーを開くのが私の力では無理でした(というか微妙にコツが必要そう)。次回自分でやる時は、キャリパーを開くための道具が売っているそうなので、それを試してみようかと思います。

リアもこの車の場合基本的には全く一緒(ピストンが一つか二つかの違いだけ)なので、同じ要領で行けると思います。

その他注意事項。
私はパッドが減った状態で既にブレーキフルードを交換済みだったため、フルードの量が減ったパッドにあわせて入っていたので、お試し走行でブレーキフルードがあふれてしまいました。ブレーキフルードは減ったパッドから新品に交換すると液面が上昇するので抜く必要があります(フルード自体の量が減っていれば大丈夫な時もあるかもしれませんが)。

--- インプレッション ---

で、お約束のインプレッション(まだ全開にしてないので交換当日の感想を掲示板から抜粋(一部推敲)のみ)。
CC-XよりもHC+の方が手前側から効くというか効き始めが早いし、制動力も割となめらかで使いやすい。今思えばCC-Xの制動力はドカン!と止まる感じ。HC+はしっかり止まりますがとにかくなめらか。全体の効きも(もう二年近く前の話なのでCC-Xの感覚は少々怪しくなってきてますがそれでも)、CC-Xより上な感じがします。
※後日サーキット等で試す機会があったら、インプレッションは更新していく予定です。


※以下蛇足(内容については参考程度にご覧下さい)

ローターを買う際に気が付いたのですが、ENR34のローターは、34ステージアや34ローレル、ER34のNAと一緒なようです(Dixcelのローターの適合車種見るとそう書いてありました)。詳細は後日再度調べ直して掲載する予定ですが、34ステージアなら結構色々な部品がありそうな気もします。
同様にパッドもER34のNAと一緒のようです。プロジェクトμのパッドのマッチングリスト見てると色々流用できそうな気がしてきます。


2008年9月24日追記 その後のローターについて

2005年4月の交換後3年半ほどの間にサーキット走行8回&街乗り&高速道路などで走行距離は不明な物の(ざっくり1万Km前後くらいかと思いますが)ローターの状態は上記写真の状態です(久々に撮影というか、交換後ここにUpするのが初でした(左フロント))。それなりに線状には傷が入っているし、マイクロクラックもありますがまだ大丈夫そうです。キャリパーのOHを近々にも行うので可能であればローターも交換した方が本来は良いのでしょうが、まだ使えそうなので今回はキャリパーOHとブレーキパッド交換のみで行こうかと思います(一度サーキットを走った後交換予定)。

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